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《降谷夢》bonheur {R15}

第6章 再会


「しかし、君が元警察官だったのはびっくりしたよ。」
『隠してたわけではないんですけどね…。』

市長と話をしているうちに、
容疑者と思われる3人が目暮警部達と一緒にいることに気がついた。


きっと他の人からの目撃情報があったんだろう。



『もうすぐ犯人も捕まるでしょうね。
容疑者が絞られたみたいですし。』
「そうか。では退屈凌ぎに
元警察官としての君の意見を聞かせてもらえるかな?」

『えーっと……
的外れかも知れませんよ?』

「かまわんよ。聞かせてくれないか?
分かったことだけでもいい。」

『はい…
恐らくですが今回の事件は、衝動的殺人だと思います。』


「それは、なぜ?」

『計画的な犯行だったら
こんな人目がつくところで殺人なんてしないと思うんです。
誰に見られるか分からないですから。』

「なるほど…確かにそうだな…。」



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