第6章 再会
『ん?どうしたの?ボウヤ。
迷子になっちゃったの?』
「ううん!そうじゃなくて、
さっきのお姉さんの言葉凄かったなーって思って。」
『さっきの…?
ああ、みんなが慌ててる時の話ね。』
「あれだけ冷静に状況把握して
現場から動かせないようにしたってことは、
お姉さん警察の人なのかな〜って感じがしたんだけど、違う?」
『ボウヤ、まだ小さいのに賢いのね。
そうだよ。私は元警察官。今は警護の仕事してる。』
「ボディーガードってやつだよね!?
お姉さんかっこいー!」
いやいや、割と今は地味な仕事なんだけど…
子供から見るとカッコよく見えるのか??
ボウヤと話していると、
この子に気づいた美和子ちゃんと高木くんが近づいて来た。