第73章 隻眼
コ「長野に行きたかったんでしょ?
さっき公安の風見さんが僕達の様子見てたし。
…協力者として、何か頼まれたんじゃないの?」
『!!!』
…コナンくんって、本当に何者なんだろう。
まさか私が協力者として動いてることまで当てるなんて…
ただの小学一年生とは思えないな。
『そう、だね…、私も毛利さんが心配だし
便乗させてもらってもいいかな?
コナンくんと蘭ちゃんのボディガードってことで。』
コ「わーいっ!やったぁー!」
…賢すぎると思ったけど、無邪気に喜んでる姿は
やっぱりただの子供……私の考え過ぎか。
蘭「美緒さんが来てくれるなんて
私もすごく心強いです!!」
『ふふっ、そう?
じゃあ準備したら東京駅に向かうから
駅に現地集合でいい??』
蘭「はい!また後ほど!』
蘭ちゃんとコナンくんと別れ、警視庁を出たところで
風見さんが私をここに連れてきた理由が分かった。
きっと、毛利さんを心配した2人が長野に行くだろうと見越して、私も便乗し、不審に思われないようついて行って欲しかったってところだろう。
『なんか風見さんも、零くん並みの策士になってきたな…』
公安警察としては喜ばしいことだけど
ちゃんと説明してから消えて欲しかったよ、風見さん。
ーーー…