第6章 再会
「なるほど…。
それじゃあ私達も大人しくここで待とうか。』
市長と共にその場に座って待つ事数分。
警察のパトカーが何台かやってきた。
殺人ってことは、捜査一課の連中だな。
…。
いや、待って……捜査一課ってたしか……
「警視庁の目暮です。
みなさん、落ち着いて待って頂いたようで
ご協力に感謝致します。後ほどみなさんからも
一人一人お話をお聞きしたいので、その場でお待ち下さい。」
やっぱり目暮警部かーー!!!
いきなり知ってる人の登場だよ。
「じゃあ、佐藤くん、高木くん。
出入り口を封鎖した後、被害者の特定を急いでくれ。
その後は事情聴取だ。」
「「はい!」」
美和子ちゃんと高木くんも来たのか…
これはもう絶対見つかっちゃうな……。
「ねえ、高木くん。松田くんってどこにいるの?
まだ来てないみたいだけど…」
「松田さんなら、被害者の所に先に行ってますよ。
僕達も行きましょう。」
……松田くん?
松田くんってあの松田くん?
いやいや、違うよね…。
松田くんって確か爆処の配属だったし…。