第5章 なんでもない
放課後は弓道場に向かった
(僕は男‥僕は男‥僕は男‥僕は‥‥)
は唇を噛み締めた
「どうかしたのか?お前」
「お‥小野木‥なんでもない‥」
「あ!かっちゃん!メッハー!」
「七緒あいつ頬を赤い」
七緒は海斗に手招きをした
「さ‥腕も赤くなってる所あるんだよね‥だからさ‥もしかしたら‥なんだけどさ‥親に暴力振るわれてるんじゃないかなって‥かっちゃんどう思う?」
「いや‥わかんねぇ‥けどその可能性もあり得るな‥親と上手く言ってねぇのかあいつ‥」
は七緒と海斗がこっちを見ている事に気づいた
「練習しないのか?メッハーくんと小野木」