第1章 風舞高校弓道部
「嬉しいけど‥俺は‥」
「鳴宮も弓道部に入るよな?」
湊は下を向いた
「中学の時大会見たなら‥わかるだろ?俺もう弓道はやらない‥もうやめたんだ」
湊は弓道場を出ようとすると誰かが入ってきた
「皆新入部員かな?弓道部顧問の森岡富男じゃ!」
「トミー先生!」
「おい!七緒!」
「いいんじゃよ!」
トミー先生は微笑んだ
「君!弓道引いてみないかい?」
「え‥いや俺は‥」
「引いてみなよ!湊!」
遼平は湊の背中を軽く叩きそう言った
「‥わかった」
はわくわくした
湊は深呼吸をした
(大丈夫‥大丈夫‥大丈夫)
だが手が震える
(駄目だ‥)
湊は弓を放ったが的を外した