第1章 virgin princess *忍足侑士 彩菜様に捧げます
「ね~侑ちゃん。のこと…好き?」
頬を染めながら俺の手を握ってくる。
「もちろんやで…大好きや」
優しくの髪に触れる。
「じゃあ…これ…使って?」
視線は、コンドーさんに向け指をさす。
いや…
ちょっと…まってくれへんやろか…
そりゃあ、俺かて…
抱きたいやけど…
「ね~…侑ちゃん…」
上目使いに俺を見つめる…
あかん…
あかん…
頭では、わかってるんやけど…
体が、反応し始める。
「ねぇ~…侑ちゃん…」
そんな甘い声で、おねだりするなんて…
反則やで…
「ほんまにえぇの?」
「うん。だって…侑ちゃん、のこと…好きでしょう?」
これから、自分の身に何が起こるか…
わかってへん。
まぁ…
しゃあないなぁ…
の頬に触れる。
「嫌やったら…はっきり言うんやで?」
「?…うん…」