第1章 virgin princess *忍足侑士 彩菜様に捧げます
そんなある日…
久しぶりに練習が、休みでとお部屋デート。
「ね~侑ちゃん」
「ん? なんや?」
鞄を何やらゴソゴソして、探しもんをしている俺の姫さん。
「? あれっ?…どこだっけ?」
そんな姿も、めっちゃ 可愛い。
「何、探しとるん?」
「んっ…とぉ…あっ…あった…」
「?」
「これ…跡部君が、くれたの。」
俺の目の前に差し出されたもの…
「侑ちゃんが、のこと 好きだったら…使ってくれるって…?」
不思議そうにしながらも微笑む俺の姫さん。
跡部の奴 何考えてねん。
めっちゃ ムカつくわ。
「これ…何に使うか、知ってるんか?」
「ううん。何に使うの?」
瞳を丸々にさせて、俺の顔を覗き込む。
あかん…
めっちゃ 可愛いすぎる。
とりあえず、の手から取りあげる。
跡部から貰った物
• • • コンドーさん
そんなもん、俺の大事な姫さんに渡すなんて…
阿呆か…