第2章 奪いたい *切原赤也 彩菜様に捧げます
涙が…
溢れてきた…
嬉しくて…
俺を受け入れてくれた…
暖かく、優しく、俺自身を包み込む…
こんなにも 気持ちが良いものなのか?
腰を動かしていくと、まるで離れないで…
そういっているかのように 絡みついてくる…
「ふっ…ん…」
速度を速めるとの喘ぎ声も激しくなってくる。
「…すっげぇ…気持ち…いいよ…」
「あか…や…はぁ…はぁ…」
俺の背中にしがみつく。
「あかや…あか…や…」
譫言のように何度も何度も
俺の名を呼ぶ……
頭が真っ白になっていく……
このまま 刻が止まれば良いのに……