第13章 押してダメなら引いてみろ(キャラ)
「作戦1。シンプルにおねだりをしてみる!」
ただいま付き合っても進展のないキャラを落とす作戦会議中
「おねだりって…ママにしてるみたいになんか買ってーみたいなこと?」
「概念はあってるけど、今回はどちらかとスキンシップをお願いしてみたら?きっと言われ慣れてないから効くと思うよ」
ーーー
「キャラ…」
「んー」
『ポイントは確か物理的距離だったはず』
「もう付き合ってるんだし、キスしてもいいよね?」(傍にくっついて上目遣い)
「…………忙しい。今いいところなんだ。ゲームの腕を止めさせるな」
結局軽くあしらわれて終わった
ーーー
「あずー駄目だった」
「あらら、じゃあ作戦2。可愛い恰好する!」
「可愛い…?」
「ああ、デートとかに着ていくようなやつじゃなくって、普段着ないようなちょっと恥ずかしめな奴とか」
「それはつまりコスプレでは…?」
―――
「ただいまー」
「お、お帰り…」
「…………なんだその格好」
コンビニから帰ってきたキャラをバニーガールの姿でお出迎え。すごい足とか胸元がスース―する
「あずがこれ似合うって薦められたから…」
「…」
硬直してる…これは効果ありそう!
「な、何か言ってよ…見られてるだけじゃ凄い気まずいんだけど…///」
「…あいつあんな趣味あったのか……」
は?ようやく言ったと思ったらその言葉?
「後できつく言っとく。はあ、私以外の奴がここに来たらどうするつもりだったんだ…とにかく早く着替えて来い」
そろそろ泣いていいかな?←
ーーー
「なんか損した気分だよ。あそこまで恥ずかしいことしたのに…」
「僕も死にかけた…」
「ごめんね。なんかキャラの矛先が…なんて言ってた?」
「私のノエラに卑猥な恰好させるな。やっていいのは私だけだって」
「え?」
「それって独占欲?ってきいたらナイフ出された…」
「うわぁ…」
「でも逆に言えばまだチャンスあるってことだよ!こっちがめげずにいれば必ずキャラは本性を現すはず!」
「アズ…ある意味凄いね…」
「作戦3。嫉妬させる!」
「あ、塵はとっておくね」
「なんで!?(汗)」