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黄色い花の冠を君へ

第1章 貴方が来るまで…


ラボを後にし、しばらく歩くと暑い場所にたどり着いた。ちらりと大きな機械が見える。気になって崖っぷちまで身を乗り出して覗いてみた
オレンジの明るい光の中へ次々と氷が落とされては溶けていく。どうやら熱の正体はここらしい

「こら、ダメじゃないか、ここにいちゃ」

おとうさんに捕まった

「落ちたら君でもひとたまりもないぞ」

「なに?」

「これかい?私が作ったコアだよ。この世界の重要なところだ。でも、一定の温度を保たないと私たちは生きられないからこうやってスノーフルのまちから氷を川から流してここまで持ってきているんだ」

「ここいがいにもいえがある?」

「あるよ。それぞれの町にそれぞれのモンスターが住んでいる」

「いきたい」

「言葉がちゃんと話せるようになったらね」










ここにきて
もうどれくらいたっただろうか
言葉はもう流ちょうに話せる自信がある。だがおとうさんは町へ連れて行ってはくれなかった。忙しそうだったのでわがままは言わなかった。そのうちに自分から言おうと思ったから


「お嬢ちゃん!」

「アルフィー?」

「ガスター博士見ていない!?朝から見ていなくて…」

「私も見てない…「大変だ!!!

ガスター博士がコアに落ちた!!!」

結局おとうさんは自分の発明で命を落とした


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