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黄色い花の冠を君へ

第1章 貴方が来るまで…



話はそこで途切れていた
「なんだよ…これ」

「あの子が素っ気ないように見えるのはあの子の責任じゃない。けれど、私はあの子の行く先を見るのが不安だわ。研究員でもできないことを私たちができるのかしら…」

「…
そういうことはアズに任せた方がいい。あいつに優しくすることができない私じゃ…きっとうまくできないだろうから」

「あら、優しくしないといけないっていう意思はあるのね」
顔を上げるとママがくすくす笑ってた
「キャラは天邪鬼ね」

「な…///
そんなんじゃない!ごちそうさま!!」

このままだと掘り下げられかねないので逃げるようにキッチンを後にした。ものすごくかっこ悪くて顔から火がでそうだ

「…そんなにニンゲンに執着しなくてもいいのに。ここにはあなたの嫌いなニンゲンはいないし、むしろ辛そうだわ…」
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