• テキストサイズ

ブルーロック 青い監獄で始まる恋

第8章 試合の前日




「、なんか目の下隈出来てね?
あの後すぐ寝なかったのかよ?」


『・・・・。』


「どーせまた遅くまで勉強してたんだろ?
あんま無理すんな。」


『・・・・。』


谷中さんの冷たい視線が怖くて、私は聞こえないフリを決め込む。


「つーか俺の話、聞いてんの?顔ぐらい上げろよ。」


玲王の手が私の顎へと伸び、無理やり顔を上げようとしてきた。


『〜〜〜〜くっ、』


顔を上げまいと踏ん張っていると、谷中さんがゴホンッと咳払いをした。


ビクッと肩を上下させる私を睨みつけると、谷中さんは玲王の腕に自身の腕を絡み付けた。


「玲王くんっ、私の質問に集中してもらってもいーかな?」



その甘い声と密着させた身体を見て、何となく察しがついてしまった…。

今まで何度となく見てきたソレ。


玲王に気に入られたい。
ハイスペックな彼氏が欲しい。
彼を自分のモノにして周りにマウントをとりたい。


玲王を取り巻く女子達の傲慢な欲。


ブルーロックに来ても尚、この光景を目の当たりにするなんて思ってもみなかった。。。




/ 287ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp