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ブルーロック 青い監獄で始まる恋

第7章 再会



「例えばこんな風にーーーー」

『ひっっ⁇⁇』


耳朶をカプッと甘噛みされ、変な声が出てしまった。
恥ずかしくて身を捩るけど、玲王の力に敵うはずもなく……。


柔らかくて温かい唇の感触は首筋へと降りていき、鎖骨のあたりでチリッとした痛みが走る。



『れっ、玲王っ⁈⁈』
「マーキングし直しとかないとな?悪い虫がつかないように。」


顔を上げた玲王と至近距離で目が合い、その色気を纏った瞳に心臓がドクンと脈を打つ。



「今後、俺意外の男は絶対に部屋に入れるなよ?」

『つ、次からは玲王も入れないからっ‼︎』

「へ〜、生意気。」


片眉を吊り上げ、ニッと笑った玲王はチュッと口にキスを落とした。


『れ、、玲王〜〜〜っ//‼︎‼︎』



真っ赤な顔で抗議すると、玲王はサッと身体を起こしベッドから降りた。


「隙だらけだっつーの。」


べっと舌を出す玲王に『バカッ‼︎』と枕を投げつける。

けどそれは簡単にキャッチされてしまい、やり返されると思って
咄嗟に身構えた。



『・・・・?』


けれど玲王は投げ返さずに枕をベッドに放り投げると、



「ーーー、俺はここで必ず結果を出す。
そんで後継者なんかより価値があるって証明してみせるから。」



真剣な眼差しと熱の籠った言葉に私の胸まで熱くなっていく感じがした。



『ーーーうん、玲王なら出来るよ。』

 
小さくガッツポーズをして笑うと、玲王は照れ臭そうに頭を掻きながら背を向けた。



「・・・・つーかもう遅いし、行くわ。」


そしてドアに手を掛けたまま、


「親父の事、サンキューな。」


そう言い残し部屋を出て行った。



相変わらず素直じゃないなぁ…。
閉まったドアを見つめながらフフッと笑みを溢した。




この時の私達は想像もしてなかった。

この先、玲王が絶望の淵に立たされる事をーーー








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