第7章 再会
「ハッ、ほざいてろよ。」
「玲王、もういーよ。この話めんどくさいから帰ろーよ。」
「あぁ、そうだな。
つーかぞろぞろと邪魔くせーな、そこどいてくんね?」
玲王の声が近づいて来るのを感じ、心臓がバクバクと音を立てる。
「は?お前らちょっと待てって、、、」
潔さんの声が聞こえるのと同時、食堂から凪をおぶった玲王が出て来た。
チームZのメンバーと一触即発の空気が漂う中、私は息を飲み玲王の前に立ちはだかった。
『ーーーー玲王…』
「ーーっ⁇⁇⁉︎⁉︎」
「あれー?何でここにいんのー?の幻⁇」
「何何〜〜⁉︎ッちってこいつらと知り合いなの?」
「さん…?」
皆んなの視線が私と玲王に向けられる。
「わり、斬鉄。凪を頼むわ。」
玲王は背中におぶっていた凪を床に下ろした。
「え?あぁ、分かった。」
「ーーー、お前はちょっと来い。」
玲王の怒気を孕んだ低い声に、肩がビクッと震える。
『……うん。』
玲王はズカズカと私の前に来ると、強引に手を引っ張り有無を言わさずこの場から去ろうとした。
けどその時、
私のもう片方の腕を誰かに引っ張られた。
『〜〜ッ⁉︎』
両方の腕が逆方向に引っ張れ痛みが走る。
「何だよっ⁈」
苛立ちを露にした玲王がと振り向くと、、、、