• テキストサイズ

ブルーロック 青い監獄で始まる恋

第5章 迷子



白い天井をぼーっと見上げる。


ここに玲王や凪もいるんだよなぁ…
2人とも、頑張ってるかな、、、。


ふとデスクの上のノートパソコンが目に入った。



『そうだ…。』


ベッドから起き上がり、アンリさんから渡されたパソコンを起動させる。


ーーーうわっ、何コレ、、⁈すごい…‼︎‼︎
これって全選手のデータ⁇


そこには選手の能力値が数値化されていてチームの戦績なども一目で分かるようになっていた。



『あ、玲王と凪…同じチームだ。
チームV…。えっ、、チームVって今のとこ全勝してる…‼︎‼︎』


凄い‼︎凄いっ‼︎‼︎
玲王はここでもちゃんと結果を出してる…‼︎

嬉しさが込み上げ小さくガッツポーズを決める。


そしてよく見るとーーーー、


『ーーー凪が得点ランキング、、、1位⁈⁈』


全身に鳥肌が立った。

ここ、ブルーロックにいるメンバーは全国から集められた才あるストライカー達だって聞いた。


伍号棟の中だけとはいえ、その中で1位って、、、、


『ーーーやっぱり「天才」だ……』




そうなると気になるのは今日出会った國神さんや潔さん。

確かチームZ、って言ってたよね…。

画面をスクロールしていき戦績を調べると、、、



『・・・・1勝1敗…。』


これって明日の試合に負けると後がないんじゃ……
しかもよりによって最終戦は無敗のチームV、玲王と凪のチームとあたる。


ーーー勝ち上がって欲しい。
そう切に願うけど……。



手で両頬をパチンと叩き気持ちを切り替える。

私はここに応援しに来たわけじゃない。
あくまでトレーナーとして、選手達をサポートしなきゃいけない立場なんだから公私混同はしちゃいけない。



『よしっ、、、やるぞ‼︎』


気合いを入れ、パソコンと向き合い選手全員のデータを頭に叩き込んでいく。

何はともあれ、まずは選手の顔と名前を一致させないと…!


『ーーーとはいえ、、、この量…覚えられるかな……。』



結局、全員分のデータを頭に入れた頃には日付が変わっていた。




/ 287ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp