第19章 看病してくれるのは…?
結局この日は体調を整えるべく一日休みを取り、午後までたっぷりと睡眠をとった私は夕方にはすっかり調子を取り戻した。
〜〜〜
皆んなからの差し入れのお陰でほんと助かったなーーー。
今度ちゃんとお礼言わなきゃ。
元気になった私は、残った冷却シートと薬を返そうと医務室へと足を運んだ。
ーーこの時間だともう誰もいないかな、、?
ブルーロックには専属の看護師さんはいるけれど、定時で帰ってしまう為それ以外の時間は常駐するスタッフが簡単な処置をしたりしている。
医務室の前に着きドアをノックするけれど
案の定、中からの返事はなく、
一応『失礼します。』と声を掛けてから中へ入るとーーーー
『・・・あれ、、?』
誰もいないと思っていた医務室に、意外な人物がいた。
艶のある黒髪にスラッとしたスタイル、後ろ姿でも漂ってくるオーラはーーー