• テキストサイズ

ブルーロック 青い監獄で始まる恋

第18章 三次選考 ノルマ



ひとまず雪宮さんの機転のお陰で危機は回避出来たようで、
周りにバレない程度に小さく微笑みお辞儀をした。



その後は周りの手助けもあり、乙夜さんのサポートが無事終了したと同時……



ピンポンパンポーン♪

スピーカーから聞こえる音に全員が耳を傾け室内がシン…と静まる。


「只今をもちまして二次選考を終了。
三次選考の先へ進出するメンバーが出揃いました。
速やかにビブス、ユニフォームを着用し中央ジョイントルームに集合して下さい。」



選手達の目に闘志が宿り、ついさっきまでの顔つきとはまるで別人になる。


「よっしゃ!やっとや…‼︎」
「いざ、出陣。」


一斉に立ち上がった彼らを見て、私も慌てて荷物を纏めた。
とりあえず絵心さんとアンリさんの所に戻らないと…‼︎


『ーーじゃあ私はこれで失礼します。
皆さん、この先も頑張って下さい‼︎』


片手でギュッと拳を握り軽く持ち上げた。



私が彼らにしてあげられる事は何もない。
才能の原石が光り輝くその時まで、私はただ祈り応援するぐらいしか出来ない。


どうか彼らの行く道が希望に満ちた明るい場所であるようにーー。




/ 287ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp