第15章 自覚する想い
「じゃあおやすみー」と踵を返し、後ろ手に手を振る。
『おやすみなさい』と返事が聞こえたところで、ふと足を止めた。
「二次選考も必ず突破してみせるからさ、、、」
肩越しに振り向き、
「そん時は俺の彼女になるの、前向きに考えろよ?」
言いたい事を全部言えた俺はスッキリした面持ちで部屋へと戻った。
この時の俺はまだ、二次選考の厳しさを知らなかった。
國神と玲王は最後まで一緒に戦えると信じ、チームで突破出来ると思っていたのにーーーー
潔、凪、馬浪のチームとマッチメイクが決まったのはその翌日の事だった。