第14章 ☆shortエンディング
『玲王っ‼︎‼︎』
地面にへたり座り込み、打ちひしがれた様子の玲王がハッとしたように顔を上げた。
「・・・・おま、、何で、、、」
「……?」
玲王のすぐ隣にいた國神さんも私の姿に気付き目を見開いた。
ふぅ…と息を整え2人の元へ足を進める。
「玲王、いつまで項垂れてんだよ。にそんな情け無い姿見せんな。
とりあえず立てって。」
國神さんが玲王の腕に手を掛け立ち上がらせようとしたけれど、玲王はその手を振り払った。
「國神……わりーけどソイツ連れ出してくんね?今誰とも喋りたくねーし、励ましの言葉とか聞きたくねーんだわ。」
玲王は目線を合わせようともせず、吐き捨てる様に呟いた。
玲王……。
これ以上近寄るなと言わんばかりの空気を纏い私を拒絶する。