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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第18章 *近くなった距離


体育祭の代休明け



久しぶりの部活




「体育祭お疲れ様でした!休む暇もなく、いよいよ大会が始まります!皆気を引き締めていきましょう!」



「「「ハイっ!」」」




大会に向けた練習をこなして
武田先生の声掛けで長かった1日が終わる




『みんな一日お疲れ様でした!良かったらこれ、東京のお土産食べてね』




「えっ?花澄ちゃん東京行ってたの?誰と行ったの?!」



『日帰りですけど‥音駒の黒尾さんと、研磨と行きました』




「は?」




「え?」




『えっ?!なんで皆んなそんな怖い顔するんですか‥?!』




いつの間にか隣に並んでいた月島くんや影山くん
大地までもが眉間に皺を寄せる





「俺達でも花澄ちゃんと遊園地行った事ないのに‥なぁ大地‥」



スガさんがゆらりと大地に詰め寄る




「あぁそうだな‥男2人と遊園地‥ねぇ‥これは詳しく聞く必要がありそうだな」




「ちょっ!!待って?!待ち受け‥」




スガさんがひょっこりと私の携帯電話を覗き込んで青ざめる





『キャストさんに撮ってもらったんです!お城も入ってるしとっても上手に撮ってくれてますよね!』




「花澄ちゃんかわいっ‥‥黒尾と孤爪‥‥羨ましすぎるだろこのヤロ〜!!!」




がっくりと膝から崩れ落ちるスガさん




よっぽど夢の国に行きたかったみたいで
なんだか少し可愛くて微笑ましくなる



確かに
カチューシャとかとっても喜んで付けてくれそうな気がする



想像したらやっぱり可愛くて
思わず顔が綻んでしまうと頬っぺたをむにむにと引っ張られる



「このっ‥そんなにこにこ可愛い顔してっ‥他校の男子と遊びに行くなんて‥」




『ひゃっ‥すがさっ‥』





「スガも触りすぎだ」




むにむにと頬っぺたを触る菅原さんの手を大地が制止するとようやく解放された




「じゃーねー!また明日〜!!」





それぞれが帰る方角へ分かれて歩き出した時
ふとカバンの中へ入れていた物を思い出す




『大地ごめんねっ!先帰っててくれる?月島くんに渡さなきゃいけないもの忘れてた!』



「月島に?明日じゃダメなのか?」



少し眉をさげた大地に

歩き出そうとした手首をパッと掴まれる
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