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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第14章 *熱


及川side




夢か現実か




どうしても手に入れたかった花澄ちゃんと繋がっている



熱でまわらない頭では多くの事を考えられない



今はただ


夢でも
現実でも



飛雄に花澄ちゃんを渡したくない



身体を繋ぎ止めてでも



どうしても渡したくない




『っ‥及川さん‥だいじょうぶですか‥っ?』




白い肌は俺よりも熱が高いんじゃないかと思うほど真っ赤に染まっていて

それでいてめっちゃエロい顔




さらに熱が上がりそうな程熱くてぐちゃぐちゃに溶けている花澄ちゃんのナカ



「っ‥はぁっ‥可愛い‥っ」




『っ‥うごいちゃ‥だめです‥っ‥ゃっ‥おいかわさっ‥』




心配そうに伸ばしてくる両手をシーツに縫いつけるようにして自由を奪うと
さらに身体を密着させて腰をゆるゆると動かす





「っ‥やば‥いな‥」




『ゃっ‥ぁっ‥』




甘くて可愛い声が漏れて
煽情的な顔で俺の事を見上げてくる




嫌なやつにこんな事されたら絶対にもっと嫌そうな顔するよね?



小さな期待にバクバクと心臓が早くなる



少し

いや
かなり強引な手段だと思う



それでも
どんな手を使ってでも手に入れたい




こんなんだから岩ちゃんにうんこ野郎って言われるのかもしれない






「っ‥くそ‥力が入んない‥‥」



まだまだ繋がっていたかったのに
上がりきった熱にガクッと力が抜ける





『っ‥おいかわさんっ‥お願い‥っ‥倒れちゃいます‥っ』





俺の熱を根元まで咥え込んだまま
必死に言葉を紡ぎ出す




「また‥絶対に‥っ‥」




今度は彼氏として
抱いてみせる




言い終わらないうちに身体が限界を迎えて
そのまま花澄ちゃんの上に覆い被さるようにしてベッドに倒れ込んだ



引き摺り込まれるようにして一気に深い深い眠りの中





次に目を覚ました時には隣に花澄ちゃんの姿はなくて



横に置いてあった机の上には綺麗にむかれたフルーツが皿にのせてあってラップがかけられていた




手を伸ばすと小さなメモに書かれた綺麗な文字




『お熱が早く下がりますように!元気になったらまた改めて遊びに来させてください!』


やっぱり夢だったのか?
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