第9章 *合宿 止まらない気持ち
菅原side
『‥口で‥塞ぐっ‥?』
返事をするのもやっとのようではぁはぁと息があがりながらも俺を見上げて問いかけてくる
「花澄ちゃんにキスしてもいい‥?って事‥」
ずっとキスしたかった
今まで必死に我慢してきたけど‥でももう我慢の限界はとっくに超えていた
戸惑う瞳を真剣に見つめる
『キ‥キスしたら‥赤ちゃんできちゃう?』
おずおずと問いかけてくる純粋すぎるその言葉に一瞬力が抜けそうになる
俺も小学生の時とかはどうやったら子供が出来るのか不思議で仕方なかった
キスして唾液が混ざり合って‥?とか考えたりした事もあったけど
高校2年生の女子がそんな事を真剣な顔で聞いてくるのが可愛くて仕方なかった
本当に真っ白なんだな‥
「キスだけじゃ出来ないよ‥それはまた教えてあげるね」
耳元で優しく話しかける
花澄ちゃんの乱れた姿に声に‥俺の身体も反応しきって
息があがって苦しくなる
「ごめんっ‥俺も我慢できそうにない‥キス‥してもいい?」
もう一度問いかけると
一瞬また息をのんで
小さく頷く
ドキッと大きく心臓が跳ねる
初めて見た時からずっと欲しかった
『いいです‥んむっ‥』
OKの返事を聞き終わる前に我慢しきれずに唇を奪う
やわらけぇ‥
ふにふにと唇を口に含む
小さくてかわいいピンクの唇
どうしたらいいのかわからないのかキュッと固くとじている
少しずつ解すように
何度も何度も触れるようなキスを繰り返していると少し力が抜けて唇が開いたからすかさず舌をわり入れる
あたたかい口内を蹂躙する
『んんっ!』
逃げる舌を絡めとると可愛い声が溢れ落ちる
『んっ‥はぁっ‥むっ‥』
うまく息ができないのか
必死ではぁはぁと呼吸をするたびに混ざり合った唾液が溢れ出している
溶けるような表情がめちゃくちゃエロい
感じてくれてると思うとめちゃくちゃ嬉しかった
今までバレーばっかりで付き合った事もキスした事なんかなかったけど
好きな子とのキスってこんなに気持ちいいんだと正直ビックリしている
そろそろいいかな‥?
口付けをしながら片手で胸をやわやわと掴みながら
右手はショーツへと手を伸ばす
優しく撫でるだけでショーツからは音がするほどに濡れていた