第9章 *合宿 止まらない気持ち
菅原side
密着している身体に心臓が大きく動いて
音が聞こえてくるんじゃ無いかと思うほどだ
すると花澄ちゃんも少し頬を染めて小さな声で話し出す
『私も‥こないだはとってもドキドキして‥なんだかとっても気持ちよくって‥』
実はずっと気になってて聞けなかったことを聞いてみる
「‥俺に触られんの嫌じゃなかった‥?」
実は嫌でしたって言われたら俺立ち直れないかも‥と返答を待っていると
『今日は‥知らない人に触られるのは怖くって‥嫌でした‥でも‥スガさんは全然嫌じゃなかったです!気持ち良くって‥その‥』
嫌じゃなかったって言ってもらえただけでホッとして嬉しかったのに
顔を赤くして気持ち良かったなんか言われたら俺‥
「っ!気持ち良かったの‥?俺だったら触ってもいい‥?」
じっと見つめるとくりっとした大きな目が少し揺れて
『ーっ‥!はいっ‥気持ち良かった‥です‥スガさんになら‥っ』
気持ち良かったって‥俺にならって‥
愛しくてたまらなくなってさらに強く抱きしめる
そんな俺を純粋な目で見つめてくる
『スガさんは‥どうしたら元気でますか?』
本当は今花澄ちゃんに触りたくて仕方がない
他の男に触れられたところを全部俺が忘れさせたい
「‥今日あんな事があったから‥嫌だったら全然断ってくれて良いんだけど‥‥アイツが触ったところ‥俺が上書きしていい‥?」
無理にするつもりは全く無い
断られる覚悟で聞いてみると
小さな声で返事をしてくれる
「っ!ありがとう‥優しくするから‥」
たまらなくなって華奢な身体を持ち上げて
俺のベッドへと優しく寝かせる
「嫌だったらすぐ止めるから‥言ってね?」
花澄ちゃんの太ももに優しく含むようなキスをする
『はぁっ‥やっぱり恥ずかし‥』
熱っぽい吐息が漏れる
グッと俺の頭を押し返してくるけれど止めてやれない
大事にしてきた花澄ちゃんの身体を触られた事が
どうしても許せなかった
汚い手で触れやがって‥
柔らかな太ももに唇が触れる度
身体が反応して感じてくれていることを教えてくれる
『んっ‥ぁ‥だめ‥やっ‥』
こんな可愛い声を俺が出させているんだと思うだけでたまらない
もっとその声が聞きたい