第9章 *合宿 止まらない気持ち
菅原さんの指先がショーツの上をスーッとなぞると身体がびくんとする
『っ‥すこし‥』
頷くと菅原さんの顔が少し歪む
「くっそ‥マジで許せん‥」
苦しそうな顔に申し訳ない気持ちになる
私がもっとちゃんとしてれば‥
「ねぇ、これも脱がすよ?」
『へっ?!だめ‥だめっです!』
「はい、バンザイ〜!」
私の止める声も聞かず
小さな子供のお洋服を脱がすように上からキャミソールを脱がされてしまう
「いい子だね?」
菅原さんに見られるのは2回目だけど、やっぱり恥ずかしくて仕方がない
両手をクロスさせて胸元を隠す
「じゃあ‥たっぷりほぐそうね?」
何のことか分からずただ菅原さんを見つめていると
片手で私の両手首をまとめ上げて
露わになった私の胸の先を菅原さんが口に含む
『んぁっ‥!それっだめっ‥びりびりするっ‥』
「だめじゃないれしょ‥それに‥こへからだよ?」
口に含んだまま喋るから刺激をより感じて身体を捩る
『ぁあっ‥ん‥しゃべっちゃだめって‥いったのにぃ‥』
胸に与えられる刺激に耐えるのが精一杯なのに
また菅原さんの指先がショーツの上を撫でるから
小さく腰が浮いてしまう
「あんなやつ忘れられるように俺が‥気持ち良くしてあげるからね」
そういうとまたかぷりと私の胸の先に齧り付いて
同時に指先はショーツの割れ目をすりすりと撫で付ける
『ぁあっやだやだっ‥だめっ‥はぁっ‥ん!おかしくなっちゃう‥』
同時に感じる刺激に意識が遠のきそうになる
我慢しようとするのに口からは絶えず吐息が漏れてしまう
『気持ちいっ‥ぁあんっ‥これっなにっ‥』
涙もこぼれ落ちる
他の部屋には菅原さんのご両親だって‥弟君だっているのに‥聞こえたらどうしようっ‥
でも声が我慢できない
「気持ち良いの‥?嬉しい‥けど声おっきくなってきたし‥俺の口で塞いじゃっていい??」
『口で‥ふさぐっ‥?』
はぁはぁと言いながらも聞き返すと菅原さんの顔が近付いてくる
「花澄ちゃんにキスしてもいい‥?って事‥」
至近距離で菅原さんと目線が絡み合う
真剣な‥バレーをしている時とは違う‥熱を含んだ視線に息が止まりそうになる
『キ‥キスしたら‥赤ちゃんできちゃう?』
朦朧とした頭で考える