第9章 ＊合宿　止まらない気持ち

「えっ？！それ‥俺がみて決めていいの‥？」

『はいっ！ダメ‥でしたか？』


「ダメじゃない！誰よりも一番に花澄ちゃんの水着姿みれるんだって思ったら嬉しくなるな〜」


その瞬間、チュっと手のひらにキスをされて顔に熱が集まっていく

『すっすがさんっ？！』

「そんな顔赤くしちゃってかわいい〜！けど今からもっと赤くなると思うけど頑張ってね？」


『えっ？！もっと赤く‥なんでですか‥？』


不安になって尋ねると優しく頭を撫でてくれるけど
顔はなんだかいつもの菅原さんとは違う‥大人な菅原さんだ

「俺‥前言ったよね？花澄ちゃんのここ‥触っていいの俺だけだって‥他の人に触らせたらお仕置きだよって？約束覚えてるよね？」


さっきまでは拗ねた子供みたいに可愛かった菅原さんの顔が急に変わったかと思えば　大きな片手が私の胸を優しく掴む


『ひゃっ！‥やくそく‥ちゃんと覚えてますっ‥！』


菅原さんの指先がやわやわと動くから身体が前みたいにぴくんっと反応する


「今日月島が触ってたところみたよ？」


ぐっと菅原さんの顔が近付いてくる


『えっ？！‥あ‥あれは、Tシャツのサイズがあってないよって教えてくれただけで‥』


私が話す間もずっと手は動いていて
顔も近いからドキドキしてより体温があがる


「これからなのにそんなに顔赤くさせちゃってどうするの？誰にでも容易く触られたらダメだよ？」



今度は両手でギュッと胸を中央に押し上げられる


『だ‥だって‥身体が勝手に‥』


「これからもっと気持ち良くしてあげるからね？」


そう言うとそっと布団に押し倒されて
菅原さんの両手が私のキャミソールをグッと上に持ち上げる



『すっ‥すがわらさんっ‥この下‥なにも着てないんでダメっ‥です』


必死で菅原さんの両手を掴んで止めるけれど
ヒョイっと両手をひとまとめに持たれてしまう


「お仕置きだからさ‥ダメじゃないよ？俺にみせて‥？」


片手で私の両手をまとめ上げて
もう片方の手で私のキャミソールを上にあげようとする



「やっぱ片手だとやりにくいな‥ちょっとだけ、我慢してね？」



そう言うと、私が脱いだ制服に手を伸ばしてリボンを掴み取る


『？』



考える暇もなく両手首をリボンでキュッと結ばれてしまう



「見た目やばいな‥」