第9章 *合宿 止まらない気持ち
菅原side
俺が手を止めないまま問いかけるから身体はずっと反応したままだけどちゃんと答えてくれる
『はぁっ‥ん‥ない‥ないですっ』
まだ、誰にも触られてない
ホッとして小さな息をつく
「良かった‥俺だけがこんな可愛い花澄ちゃん知っときたいからさ‥誰にも触らせないでね?」
花澄ちゃんの事だからこうでも言っとかないと、お願いされたら他の男にも触らせちゃう気がして
執拗にくるくると触っていたからかぷっくりと主張するそこを指先でギュッと摘んでみる
『ひゃぁっ』
ビクンッと大きく身体が跳ねる
これ‥軽くイッてない‥?胸だけで‥?初めてなのにこんなに敏感だったら、これから色々教え込んでいったらどうなるの?
めっちゃ可愛いけど、同時にめちゃくちゃ心配だわ‥
「まじかよ‥敏感すぎる‥約束だからね?俺以外に触らせたらお仕置きだよ?わかった?」
自分でも気付かぬうちに声のトーンが低くなる
怒っていると思ったのか慌ててコクコクと頷いて返事をしている
俺以外に触らせたらダメって事は‥俺が触るのは受け入れてくれてるって事だよな‥?
嬉しくてついつい顔が綻ぶ
「良い子」
触り心地の良い髪を後ろから優しく撫でる
『あの‥もう離してもらえますか‥なんだか身体が変なままでっ‥』
無意識なんだろうな
足をもじもじと擦り寄せている
きっと胸だけでこんなに感じてくれるんだから‥そこはもっとすごいんだろうな
「だーめ‥次したら我慢しないって言ったでしょ?」
このまま次のステップにいってしまいたいけれど
なんとか我慢してギュッと抱きしめる
は〜ほんとに柔らかくていい香り‥
『それは‥ごめんなさいっ』
少し泣きそうな声で謝ってくるからもう一度優しく頭を撫でる
「俺は大歓迎だけどね?男のベッドに入るとこーゆう事になるからね?気をつけなよ?」
本当に気をつけて頂きたい
きっと花澄ちゃんがベッドに潜り込んできたら、大抵の男はそのまま「いただきます」しちゃうはずだから
『きをつけますっ‥』
本当の意味は分かってないだろうけどちゃんと返事をする花澄ちゃんに少しホッとする
その間もぴくぴくと反応している身体