第4章 五色の夜 安土城編3 【政宗】R18
「待てよ」
一気に政宗の声色が変わり、引き締まった腕でいきなり背後から抱きしめられる。
「……!」
私はぎゅっと身を強ばらせた。
「…お前…他にもあるよな、あの菓子に似てるとこ…」
耳元で囁かれたその声は低くて艶を含み、私の本能に直に響いたみたいにゾクッとした。
「ここ…」
政宗の手があっという間に衿元から滑りこみ私の胸に触れた。
「あっ!」
政宗の腕を掴んで止めようとしたけれどびくともせず、頬をかぷっと甘噛みされた。
「他にも…あるの…知ってる…」
熱い吐息まじりに耳元で囁きながら、片手を私の腰からお尻に滑らせてくる。
ああ、何なの。
さっきまでふざけてたくせに一瞬で豹変するなんて…。
両肩を掴まれくるりと振り向かされる。
獰猛な動物のような鋭い目線が私を貫く。
「お前の全部、味わわせろよ」
「政宗‥‥‥‥あ‥‥あの‥‥だめ‥‥」
このペースに呑まれてはいけない。
私は必死に彼の胸を押した。
「黙れ、問答無用だ」
政宗は私を軽々と抱き上げて閨まで運び褥に下ろした。
体を起こしかけた私は、両足首を政宗に掴まれひっくり返される。
「っ‥‥!」
彼は更に私の下着を取り去り、足首を持ったままそれを大きく開いたので私の脚の間、恥ずかしいところが丸見えになってしまった。
「やぁ!」
足をばたつかせて抵抗しようとしたのに、両脚を私の頭の方へぐいっと持ち上げられ、更に恥ずかしい体勢に。
「いや…やめて!」
「嫌、だと?そんな事、すぐに言えなくしてやるよ」
押さえ込まれてなす術がない。
足をばたつかせても宙を切るだけだった。
恥ずかしくてたまらない。
そんなのお構いなしに政宗は私の花弁に口づけた。
「いやぁっ!!」
いきなりこんなこと‥‥!!
ちゅっ…ちゅっと唇が押し当てられ、やがてねっとりとした舌の感触が花芯の周囲をゆっくり進んでいく。
「やめてぇ‥‥‥‥ああっん‥‥」
何て恥ずかしい格好‥‥
それなのに、既に濡れているのが自分でもわかる。
政宗は端正な顔で私の恥ずかしいところを舐め続ける。
熱い舌でねぶられ続け、うすうずと快感が込み上げてくる。