• テキストサイズ

妖精の滅竜魔導士

第2章 dragon egg?







運んでくれた本を置くと、依頼を探してくると行ってしまうグレイ。

お礼、言いそびれちゃった…


「ミア、また調べものか?
子どもなのだから、あいつらみたく遊んでて良いのに…」

『マスター!

…いいの。チェリアーナとイグニールに頼まれたことだから。
あっ、イグニールと話したことはナツには内緒ね』


そうマスターの口元に人差し指を立てると、ニヤリと笑われる。


「ナツに隠し事か」

『そう、なるね?あはは』


私がそう笑えば、グレイが戻ってきてマスターに依頼書を渡して私の隣に座った。


「何の依頼?」

「なんかのパーティーの盛り上げ役?

なぁ爺さん、ミアも一緒に行くからいいだろ?」

「ほう…まあミアとグレイなら大丈夫じゃろ、行ってこい」

『ありがとうマスター!』


グレイとハイタッチすれば、気をつけろよと一言残して、マスターはどこかへ行ってしまった。

忙しいのにいつもみんなを気にかけてくれて…マスターは本当に凄いなぁ


「明日の午後、ギルドに集合な」

『うん!』


そうグレイと2人で笑いあった次の瞬間。


「ミア!!」
『きゃあっ』


後ろから急に誰かに抱きつかれ、机に頭をぶつけそうになってしまう。

この勢いと熱さと魔力…


「ミア!無事か!?なんで急にいなくなっちまったんだよ!」

『ナ、ナツ!びっくりさせないでよ!』




/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp