第3章 再会
ローside
全部……
目に入るもの全部壊したい。
母様と父様も…
ラミも…
そして、シズも……
愛する者全てをこの世の中のせいで殺された。
「俺をファミリーに入れてくれ。」
そうして、コラソンを刺した日にドンキホーテファミリーの一員になった。ファミリーでは、この世を壊すための剣術や格闘術、砲術や戦術全てを叩き込まれた。
でもそれは別の形で役に立つ事になった。
ある男のおかげで……
「ロー、愛してるぜ!」
変な顔をして化け物みたいに笑う笑顔。
俺はこの人に心も命も愛もくれた今は亡き大恩人。
「あいつは、自由だ!!」
何より、自由をくれた。
俺はあんたのくれた命で必ずドフラミンゴを撃つと決めた。
そして、コラさんを思い出した次に、金髪の少女の事も思い出した。
あの時は俺よりちょっぴり背が高かったっけ。
金髪もコラさんと一緒だな。
抱きしめてくれた。
「ロー、愛してる」
そう言ってくれた君を俺は今でも……