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花虎の尾/[DC]松田陣平

第8章 正義


…これが凶悪犯だったら…



逃げられる…


竹刀を跳ね除け
後ろに下がり体勢を立て直し即座に反撃にでる

反撃をするが全てガードされカウンターをくらいそうになる
隙がない…っと思うと
ふと班長の右足重く動いた。



すぐに姿勢を低くし、右足に力を為一気に前に跳ねる
直ぐに左にずれ横から膝に竹刀を入れる



班長はよろけるがすぐに翻し
私の手首を持ち
ぐるんっと背負い投げを受けた

「そこまでー!」



あの高さから背負い投げは、

「いたぁいっ!」

背中がじんじんする…と泣きそうになりながら

一礼し同じく班長に敗れた3人のところにいく


面を取り
息を深く吸いはぁー…とため息をこぼす


萩「ちゃん、お疲れ様〜
流石に班長はむりだったか〜」

とヘラっと笑う横で

諸「本当に、さんの強さにも驚いたけど
班長は別格だね…」


イテテ…と横腹を抑えるひろくんに
確かにと納得がいくしてしまう



松「ただの殴り合いなら負けねぇのに…」

班長の前に戦い負けた陣平くんは
胡座をかき頬杖をついてジロっと私の方をみる


「いやぁ、間合いに入られたら勝てないし
私のやり方はあくまでも短期決戦だからね〜」



プロボクサー譲りの陣平くんと拳でなんて勝てるわけない
私が間合いを取り
緩急をつけながら相手に攻撃する為
それに対応され反撃を受けるとすぐ崩される…
それを伊達班長との戦いで気付いた。


長期決戦のやり方も見出さないと…
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