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【斉木楠雄のΨ難】鳥束だけの短編集

第5章 優しさに触れ


PK学園の修学旅行。

私たち二年生の行き先は沖縄。

初めての沖縄、初めての飛行機。

斉木くんや照橋さんと同じ班になった私は、彼らと旅を楽しんでいた。



修学旅行も、はや二日目。
今日は海に行く日だ。

「……嘘でしょ」

や、やってしまった……!

更衣室の中で、私は何度も自分のカバンをまさぐる。
もう何回目かも分からないこの行動。
それでも、私が欲しているものはどこにもなかった。

家で荷物の準備をしている時に、何かが足りない気はしていた。

まさか、その正体がこれだったなんて……!

どれだけ後悔したところで、現実は変わらない。

──水着の上に着る予定のパーカーを、忘れてしまった。
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