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【斉木楠雄のΨ難】鳥束だけの短編集
第2章 日直の相方がいないだけで難易度が跳ね上がる
授業が始まり、教室が静かになる。
先生の声だけが響く中、私は先程の出来事を思い出していた。
二人で、廊下を駆け抜けた。
夢なんじゃないかと思うけれど、現実だ。
鳥束くんの笑顔。
繋いだ手のあたたかさ。
その手は、男の人のなんだって分かるもので。
顔が真っ赤になった気がする。
その熱は、まだ収まりそうにない。
うわーめっちゃドキドキしてるよ……。
うるさい胸を押さえつつ、私は授業を受けるのであった。
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