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外見至上主義に抗いを

第10章 校外合宿



美「蛍介今日はどんな格好してくるのかな、楽しみ!!」

今日から2泊3日の校外合宿が始まる。

蛍「おはようみんな」

流「よー来たか」

四「…」

蛍介は今日も四宮コーデで女子をメロメロにさせていた。

蛍(ちゃんはまだ来てないのかな…)
蛍介がキョロキョロとを探すと

瑞「!おはよう〜」

美「おはよ〜」

「おはよ!」

ちょうどがやって来た。
普段のかっちりした制服姿とは違って、シンプルなTシャツにジーンズという格好だったが、それが逆にの良さを最大限まで引き出した。

蛍、四「「!!」」

蛍(か、可愛すぎる…なんでこんなシンプルな格好なのにこんなに可愛いんだ…しかもこんなラフな格好見たことなかったからギャップが…ん?)

四「…」

蛍介が四宮の方を見ると、四宮はボーッとの方を頬を赤く染めて見つめていた。

蛍(わかるよ…四宮…その気持ち…でもなんだか複雑…!!)

そしてバスに乗る時間になると、蛍介は先生の隣に座ろうとした。
すると

男子1「お前の席はここだろ」

流星の取り巻きの1人が1番後ろの真ん中の席を指差したのでそこに座った。
瑞稀も後ろの方の席に移動したが、そうするともうと四宮の席はなかった。

瑞「の座る席…待ってね」
瑞稀と美玲は自分たちの前の席の人に譲ってもらうよう声をかけようとした。

男2「おい、森永そこに譲れよ」

森「え!?」

しかしは断った。

「私前の方座るから大丈夫だよ」
(その方が勉強できるしね)

が前の方へ行くと四宮もそれに着いて行った。
はそれに気づかず先生の隣に座ろうとすると手をグイッと引かれた。

「?四宮?」

四「…」

四宮は無言で自分の隣の席に座らせた。
はそんな四宮に少しだけ微笑んだ。

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