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外見至上主義に抗いを

第6章 祖母


ーまた翌日の放課後ー

「今日こそは図書室行く?」

四宮は、うん、と頷いた。

〜♪

2人が図書室に行く準備をしているとの携帯が鳴った。

「あ、ごめんちょっと待ってね、もしもし」

四宮にそう言うとは電話に出た。

「え!?なに!?帰ったらばあちゃんいない!?鍵開いてた!?嘘でしょ…うん、私も探す」

は困ったような顔をして電話を切った。
すると四宮に申し訳なさそうな顔を向けた。

「四宮本当ごめん…今日も図書室行けない…本当ごめん…じゃあまた明日ね」

がさっさと行こうとするので四宮は腕を掴んだ。

四「…おばあさん、行方不明になったの?」

「…うん…ばあちゃん認知症で、たまに徘徊しちゃうの…でも昼間っていうか学校から帰っていなくなったのは初めてだから、いついなくなったのか分からない」

四「俺も探す」

「手伝ってくれるの?」

四「うん、写真ある?」

「ありがとう…うん、LIMEで送るね」

そして四宮も探してくれることになった。遊もバスコと翔瑠に連絡し、2人にも探してもらった。








しかし、探しても探しても一向に見つからず、ついに日が暮れてしまった。

「はぁ…はぁ…嘘でしょ…どこに行ったの…」

LIMEを見ても誰からも連絡がないためまだ見つかっていないようだった。
あまりにも見つからないため、とりあえず公園の前に集まることにした。

「はぁ…いつからいないんだろう…」

が集合場所である公園前にあと少しで着くという時

「あ!ばあちゃん!!」

少し向こうにヨタヨタと歩く祖母の姿を見つけた。
道路の端をふらつきながら歩いていた。後ろからはトラックが迫ってきている。
しかしトラックも祖母の存在には気づいておらず猛スピードで突っ込んでくる上に、祖母もそれに気づいていなかった。

「ばあちゃん…ばあちゃん!!」

は走った。



ドンッ




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