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外見至上主義に抗いを

第5章 いじめ


バ「このクラスにいるはずだ」

遊「俺の妹にあんなひでぇことした奴は誰だ!!とぼけんのもいい加減にしろ!」

遊は教卓を蹴り飛ばした。

蛍(だ、誰かにやられたの…?でも誰がそんなこと…)

翔「体育館裏で生ゴミぶちまけるなんて、人間の所業じゃねぇぞ」

遊「一人一人犯人探しみてぇなことはしねぇ。に聞いても言いたくねぇみてぇだし、罪のねぇやつを拷問したりはしたくねぇからな。だがもし次こんなことがあったら、絶対に捜しだして罰を受けてもらうからな。例え女だとしてもだ。無事ではいられないと思えよ。」

バ「もちろんその時は俺も参加するからな」

翔「バスコが参加するってんならバーンナックル全員が参加するぜ」

遊は乱雑にのバッグを持つと、バスコと翔瑠と共にそのまま教室を出た。
そしてその日教室にが戻ってくることはなかった。







ーその日の夜ー

遊「なぁ、まだ誰にやられたか言う気はねぇのか?」

「ないよ」

遊「そうか…。転校生じゃ、ないよな?」

「違う!蛍介くんは絶対に違う…」

遊「そうか。またなんかあったら絶対言えよ。次何かあったら名前言ってもらうからな」

「分かったよ…」

ピロリンッ

遊「さっきから携帯鳴り止まないな」

「うん…友達が心配してくれてる」




瑞「大丈夫?気づいてあげられなくてごめんね…」
美「なんでそんな目に遭ってるって言ってくれなかったの!!次もし何かあったら必ず言うのよ!」
流「瑞稀が心配してっから、明日は来いよな。まあなんかあったら言えよ。瑞稀の友達だから、助けてやらんこともない」
四「大丈夫?いつからだったの?怪我は?守ってあげられなくてごめん」


こんな風にたくさんのメッセージが来た。
一部の過激な女子がいじめてくるだけで、大抵の子は優しい子である。
だからにとって、辛くないといえばそれは嘘だが、いじめで学校へ行かない理由にはならなかった。

「ん…?これは…」




蛍「ちゃん、大丈夫?突然ごめんね、心配で…友達の蛍介にLIME聞いたんだ。僕は…僕たちはいつでもちゃんのこと待ってるからね」



はフフと笑うと一人一人に返事を返した。



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