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外見至上主義に抗いを

第10章 校外合宿


しかし、を抱きしめたのはバスコではなく、翔瑠だった。

翔「なんではいつもいつも自分を犠牲にすんだよ…」

バ「…」

「う、うん…ごめん…」

翔「…。…!?わ、悪りぃ!バスコ!」

翔瑠は自分がした行動に気づき、バッとから離れた。

バ「…本当に怪我はないか?」

「うん、びっくりしただけ。大丈夫」

バ「ならいい」

バスコとの間に気恥ずかしい沈黙が落ちた。

バ「…も一緒に枕投げどうだ?」

BNCメンバー(((枕投げに好きな子を誘うヤツがあるかよ!?というかさっき吹っ飛ばしたのによく誘えたな!?)))

翔(そんなのがやるわけねぇよ!バスコ!)

「いいの?私も混ざって」

バ「もちろん!」
バスコの周りには花が咲いたようだった。

BNCメンバー((((OKするのね!?))))

にはみんなこれでもかと言うほど優しく投げるが、男同士では怪我人が出るんじゃないかと思うほどの強さで投げ合っていた。

「ふふふ、楽しいね!」

が心底楽しそうな笑みを見せると、鼻血を出す人などが現れた。
そして皆思った。

BNCメンバー(((((そうだ…この子は才源の天使…そんな子がここにいるんだ…!!))))

するとの携帯に電話がかかってきた。

「あ、美玲だ。電話でてもいい?」

翔「おう」

「もしもし」

美「もしもし?今瑞稀と一緒にいたりする?」

「いやいないけど…どうしたの?」

美「あーそっかぁ。なんかいないとか言って流星がすごい形相で探しに行ったんだよね。蛍介も、もしかしたら瑞稀が危ないとか言い出して探しに行ったし」

「え、そうなの?私も探すよ」

美「うん、ありがとう。見つかったらすぐいうね」

「分かった」
は電話を切った。

バ「何があった?」

「なんか友達がいないみたいだから探してくるね。楽しかった!ありがと」

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