【ワートリ】SAOサバイバーは転生してボーダー隊員に
第2章 死んだはずの少女
リンside
グサッ
リン「え……あ、れ……」
ドサッ
キリト・アスナ「「リン!/リンちゃん!」」
ボス級モンスターの攻撃を交わしきれず胸辺りを切り裂かれた私、HPバーが赤く表示されゲームオーバーを通達される。キリトやアスナ、他の仲間達が私へと手を伸ばす。
リン「ごめん……皆は、生きて……さような……」
パリーン
アスナ「リンちゃ……うぅ……」
キリト「くそっ!……どうして……」
消える寸前、アスナの泣いている姿と食いじばるキリトが見えた。
リン(さようなら、皆……絶対に生きて、帰ってね)
意識が途切れるギリギリまで私は皆の無事を願うのだった。
迅side
遊真のブラックトリガーを巡り、忍田派の俺と嵐山隊VS城戸司令派の太刀川と風間隊、三輪隊がによる戦いが始まろうとした時だった。
迅「!……ちょっと待って貰えますかね」
全員「「?」」
迅「上だよ、上」
俺は一歩前に出て何かを受け止めるような態勢をとる。太刀川さん達や嵐山さん達は何をしてるのかと不思議そうな顔に俺は上から何か降ってくると言うと女の子が降ってきた。
出水「空から人⁉︎」
迅「……っと。あ、太刀川さん一歩下がった方がいい」
太刀川「?……って、うおっ⁈」
ガシャーン
パリーン…
太刀川「刀?」
少女を受け止めた直後、2本の白い刀も落ちて来たが、地面に打つかるとキラキラと光ながら砕けちった。
?「……」
迅「……気を失ってるみたいだ」
薄い水色の長い髪に青い剣士のような服を着た可愛らしい少女。
風間「随分とボロボロだな」
三輪「そいつもネイバーか⁈」
ネイバーかどうかはまだ判断が付かないが、少女は至る箇所に擦り傷がある。そして胸の辺りには切り裂かれたのか服が切れていた。
嵐山「どうする迅、この子を放って太刀川達と戦うのか?」
迅「いやそれはしない。出水ちょっといいか」
出水「はい?」
迅「この子を暫く見といてくれ」
出水を呼び、一歩前に出た出水に彼女を渡す。出水に渡しておけば問題はないし、安心だと俺のサイドエフェクトが言ったからだ。
太刀川「おい出水、そいつの事ちゃんと見てろよ」
風間「この戦いが終わったら報告しなければならないからな」
出水「うっす」
迅「また敵って決まったわけじゃないだろ?……さて、始めるとしますか!」