第15章 *File.15*(R18)
「綺麗だよ」
長いキスの後、唇は白く柔らかな首筋を通って胸元へ寄せ、パジャマのボタンを外した指先はゆるりと細い腰を撫でながら更に下へ奥へと進む。
「ふぇ?」
「雪乃に触れる度に、そう思う」
ぎゅっと閉ざされていた瞳が、ゆっくりと開かれた。が、視線が絡み合ったと同時にプイと顔を逸らされた。
「こっち向いて」
「ヤダ!」
今度は、空いている腕で目元を覆ってしまう。
何時も抱いている間、視線を合わさずに固く瞼を閉ざしているのは、きっと。
「どれだけ照れ屋さんなんだか」
「無理なモノは無理っ……や、んっ」
十分に濡れているソコへ指を挿れ、ゆっくりとイイ場所を探り当てる。
「あれだけ抱いたのに、まだまだ抱きたくなる」
「……あっ、っン」
「ココだ」
「やっ」
声が一際高くなり、指の締め付けがキツくなったから、緩急させながら抽出を繰り返し、ギリギリのところで指を引き抜いた。
「まだイかせない」
「っは、はぁ、はぁ……ひゃ、うっ」
無防備な胸元に唇を寄せ、引き寄せられるように吸い付くと、細い身体がピクリと跳ねる。
感度良すぎ。
「ンっ、あ…ッん……」
どれだけ綺麗で可愛いんだよ。
もっともっとギリギリまで攻め立てたい反面、乱れる雪乃の姿に素直に反応しているオレ自身を挿れて、想いのままに暴れたくもなる。
「……ッあ、や、ンっ」
脚を開き、蜜が溢れる場所に舌を這わせると、ビクッと震えて声が上がった。
「も、だ、めっ……っ、はぁ、はぁ」
少し焦らせ過ぎたかな?
肩で大きく呼吸を整える雪乃を見遣りながら、スキンを装着した。
「雪乃」
「……んぅ…っ!」
深く口付けながら自身をゆっくりと押し進めれば、挿った場所から吸い付くようにきつく締め付けられていく。
この快感が堪らない。
イきかけていた分、更にナカは狭い。
「動いても?」
「ちょっと、待って」
「ん?」
「……直ぐ、イっちゃう。分かってて、聞いてるでしょ?」
「さあね?」
「…イジワル」
「可愛いから、めちゃくちゃにしたくなる」
「…えっ?」
「イヤって言うまで焦らして、オレを求めさせて、いっぱい泣かせて、たくさん甘やか」
「も、もういいデス」
伸びて来た指先は、オレの口を塞いだ。
きゅっと眉を寄せて、困った表情。