第2章 第一章
ミレィラ「あ、でもその状態じゃ食べれないか。一房あげるよ」
ガロゥ「誰がいるって──…ムグッ!」
反論しようとするガロゥの口に、ミレィラはみかんを詰め込む。
さすがにガロゥも抵抗するのをやめ、とてつもなく不機嫌そうな顔をしながらムグムグ食べる。
ミレィラ「どぉ?」
ガロゥ「……普通」
ミレィラ「うわ、生意気だなぁ。素直に美味しいしって言いなよ」
ガロゥ「(ボソッ)無理矢理押し込んだくせに…」
ミレィラ「ん?何?」
ガロゥ「……………なんでもねぇよ」
ミレィラ「もー。まぁ良いや。もう警察呼んじゃったし」
ガロゥ「……はぁっ?!お前、自分の立場分かってんのか?!」
ミレィラ「私?ミレィラ・ナイールだけど。今さら何?」
ガロゥ「そういう事じゃねー!!」