第2章 カンタレラ
ずる··ずる··
「はぁ··はぁ··上手く視界が見えないし··ぼやけて··」
この家はかけがえのない家族の思い出があるんにゃ··
だから部外者は··
ばっ!
「誰だ!!」
ヒュン!···スパッ
「御無礼」
かたん··カラカラ
「なっ··何者じゃ!此処に何故俺を運んだ!ひとりで帰れたはず··うっ。」
「怖くありません、貴方の名刺から調べただけですよ。それに貴方は風邪引いてるんです、気が立つのは流石退治人··でも」
ふっ
ぎゅっ
「あっ(優しい匂い)」
「ロナルドさんみたいに自分を大切にしてください。おやすみなさい昼の子」
ガチャ
「ただいまーー!」
「た」
「あら、貴方のお子さんかしら?とりあえず貴方と同僚にしますね」