第5章 さとう
でも彩華には彼奴がおる
彼奴が心から笑顔をさらけ出してる。
ぱっ
「さっ!お風呂どうぞ。」
ぱたぱた
「う··うん」
かぽん✿
(忙しい時なんかシャワーだけだし、可愛い子との時は一緒に入るが)
ちゃぷ
(こうした"家"での生活は凄く久しぶりにゃ)
生活音が聞こえる。
洗濯機の音
台所から聞こえる火の音と歩く音
「···さん···ヒヨ··さん」
ぶくぶく
「幸せ····にゃ」
「ヒヨシさーーん!逆上せてませんか!?」
あれ?まだ飯食べてない···けど
目の前がフワフワして
ひやっ
(冷たい··)
ふっ
「···んみゃ」
「あっ目覚めましたか?いくら長湯でも心配して覗いたら犬神家みたいな体勢になっていたから思わず叫んでしまいましたw気分はどうですか?お冷どうぞ」