第4章 あじわい
ささっ
(思わず隠れてしまったが。やはりお兄さんだ)
美形だが
髭までこさえてる
(歳上か)
「さっきからドラルクの後ろにいる女子は誰じゃ?」
「あー··この子は私の大切な人さ」
どきっ
(ドラルクさん)
ひょい✿
「良く顔を見せてくれにゃいか?」
「ぴ!(わぁ··ロナルドさんだ。同じ青色の瞳)」
じーー
「··ドラルク」
「なんですか?」
「この女子、ワシにくれないか?」
『はあ?!』
「いきなりどうしたんですか!」
「いや、なーんか···欲しいなって。のぉ女子よ」
「はい···」
「お主の名前は何じゃ?」