第2章 カンタレラ
「ヒヨシさん体調はどうですか?」
「だいぶ良くなったにゃ」
「それは良かった、今日までは安静にして明日から動きましょうか」
「彩華は」
「はい?」
「ワシが明日動いたら帰るのか?」
「そうですね。帰らないと···!」
ぐいっどさっ!
「嫌じゃ···帰らないでくれ··」
「ヒヨシさん(まだ熱があるのに)」
「1日しか会った事ないのに、彩華はすんなりと家事や日出男達の面倒も見てくれて···それに··ワシなんかも看病···しちゃ···はにゃ····」
どさっ
「ヒヨシさん···?」
「う~···ん···4人で··暮らそう···」
「···4人で暮らそうか。それは嬉しい言葉ですが私には待たせてる子供が居ますから」
せめて私がいる間だけ
ぎゅ
「おやすみ、ヒヨシ」