第2章 カンタレラ
今まで会って触って
囁いた女子達より
彩華は···
ぎゅっ。
(懐かしい匂いがする··粉ミルクのような)
すり··
「母さん···」
「おやすみ、愛し子」
✿✿✿
ふっ
(朝か、なんか久しぶりによう寝れた感じじゃ···)
ごろん···ふにゅ
「んみゃ!?////」
横を向いたら···大好きなおっ····
(や、やわらか···そうじゃ、大人気なく添い寝を頼んだんじゃ··)
「ちょっとぐらい、なら··いいじゃろ///」
ふにゅ··
(やっぱり、粉ミルクのような優しい匂いする)
うつら、うつら···
「···ずっと、一緒に暮らしたいのぉ····」
そこからまたひと眠りした後に気づいたが、隣にはいなくなっていた
その代わりに
ぽやぽや
「なんにゃ、ふたりして」
「すぴー··」
「すよすよ」
(心配かけてすまぬ)