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セーラペルセウス(改訂版)

第3章 新しい友達


「秀麗ちゃんって今日時間ある?」
愛野さんの言葉にわたしが頷くと放課後はクラウンで集合する事になり、また友達を紹介してくれると言うので楽しみ。
そして待ちに待った放課後。
少し早めにクラウンに到着したわたしは、皆が座れる少し広めの場所を確保し待った。
数分後には月野さんを合わせて5人が顔を出した。
そこには私立T・A女学院の制服を着た髪がロングで大人っぽい女子が居た。
月野さんの回りには個性派揃いの子達が集まるんだな。と最初はそうしか思えなかった。
「わたしは火野レイよ。でも、こんな馬鹿なうさぎとよく友達になろうと思ったわね。」
わたしの自己紹介も終わり、火野さんの自己紹介になった時にそう言われ、わたしは唖然としてしまった。
「レイちゃん!それってどういう意味よ?!」と食ってかかるうさぎちゃん。
それから二人の口喧嘩が始まったけど、水野さんと木野さんは苦笑し、愛野さんはジュースを飲みながら、いつもの事だから気にしないで〜。と気にしてない様子でわたしに言う。
わたしは言い争いをしてる二人に月野さんには感謝してる事を伝えると、「月野さんじゃなくてうさぎ。」といきなり割り込んできた。
「そうよ。秀麗ちゃんとは友達になったんだから苗字呼びはなしよ。」と火野……じゃなくて、レイちゃんは言ってくれた。
それから二人は言い争いを止めて、なんだかんだ言って、うさぎは友達作りの天才よね。と微笑みながらレイちゃんの言ってる姿を見ると、お互い信頼し合ってだと強く感じる。
少ししたら、慣れてきてわたしは皆の事を名前で呼べるようになった。
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