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セーラペルセウス(改訂版)

第2章 主人公の家


結局、月野さんと一緒に学校まで行く事になったが、邪魔だとか鬱陶しいとも思わず寧ろ楽しかった。
わたしが教室に入り自分の席に座ると、またもや月野さんが現れて友達になろうと言ってきた。
わたしの場合はクラスでかなり浮いていたので、地味で何の取り柄もないわたしが邪魔ではないかと思い、「間に合ってるからいいよ。わたしと一緒に居てもどうせつまらないよ。」と言った。
本当は友達が欲しい。両親も居なくて一人は嫌。
そう思いながらも、本に目を通すとそれを奪い取って「つまらないかどうかは、自分で判断するもんなの?!それにわたしは秀麗ちゃんと友達になりたいの!」と勢いよく言うのでこっちが驚きだ。
その言葉が嬉しくて自然と宜しくと言えた。
「今日からお昼は秀麗ちゃんも一緒だからね〜。」とわたしの席から背の高いポニーテールの女の子と、赤いリボンを頭に付けた女の子に向かって言う月野さんに了解と言えば、スマホを取り出し操作を始め、「亜美ちゃんから楽しみにしてるって連絡来たよー!」とポニーテールの女の子が月野さんに教えた。
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