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セーラペルセウス(改訂版)

第9章 警視庁


場所が変わってここは警視庁警備局警備企画課。通称『ゼロ』。
公安と言ったら分かる人には分かる。
「風見。この案件だが……。」
金髪で色黒の男が書類の睨めっこ中。目の下にはクマが酷く、2~3日は睡眠を取っていないのが分かるくらいだ。しかし、ここでは皆がそれを当たり前かのように働いてる。
「降谷さん。書類と睨めっこするのもいいですが、そろそろあの子とも顔を合わせるべきですよ。」
風見と言う男は、降谷と比べたら年齢は1個上。降谷の部下である。
趣味はアイドルの追っかけという一面もあるが、神経質で真面目に職務を遂行しているだけあって、降谷の右腕としては一流だ。きっと彼にしか出来ない事だろう。
「秀麗に会いたいと言うのは本音だ。だが、両親共に男でそのうち俺が危険と隣合わせの職業だ。だからこそ施設に預けたのに。今更会える訳ないだろう。」
そうこの男は降谷零。公安ではエリートで風見の上司であり、秀麗を産んだ母親みたいなもんでもある。おまけに40手前であるのに対して見た目は若く見られるイケメンだ。
なぜそんな男である降谷が秀麗を産んだかと言うと、黒の組織の潜入中にノックと疑われ、それを回避する為に組織が開発した試薬を飲んで子宮が出来てしまったのだ。
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