第1章 第1章 「や」
「あ。俺、邪魔だったよね。ごめん。さっきの話考えてくれると嬉しいな。じゃあ、また明日」
と言い終えると教室から出て行こうとする増田君。
「まって!!」
私はつい勢いにまかせて呼び止める。
「ん??なに?」
「あ、えっとその…。さっきの話のことなんだけど…。私も増田君とやりたい」
沈黙と同時に驚いた顔で私を見る増田君
「まじか!!はぁー。よかった~。俺てっきり断られるのかと思ってた。」
「そ、そんなことないよ!!私も増田君の声好きだし」
その言葉を言った瞬間増田君がパァっと明るくなった
「ほんと?!やばい。ちょー嬉しい!!」
「じゃあ俺さ。この時間にまた来てもいい??」
「うん。待ってるよ」
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増田君と話せた
それだけでも嬉しい
もう少しだけ君のこと知りたいなあ