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テニプリ短編夢小説(四天宝寺中心、時々青学立海)

第15章 小石川と美少女2


茂三「んや!立派な許嫁だっぺよ!」
「許嫁じゃねぇだ!けんずろうさんの言う通りただの口約束だっぺ!」
茂三「何言うだか!?おめぇさん、オラの嫁子さなるってちゃんと誓約書書いたでねぇけ!?」

茂三は古い紙切れを見せた。それは小さい子供の字で『わたしはおおきくなったらしげぞうとけこんします。』と書いてあった。

「…こんなん無効だで!結婚じゃなくてけこんになっとるし!オラはおめぇみてぇな男は好みでねぇだ!」
茂三「…そんなにけんずろうって男が好きだか!?」
「好きに決まってるだぎ!オラはけんずろうさんと結婚して子っこさ5人は作るだ!」
小石川「涼子…そういう話を大きい声で言ったらあかんで?」
「けんずろうさん照れてるだか?顔がオレンジ白菜みてぇになってるだよ?」

涼子の中では今でも小石川健二郎は婆ちゃんの作った白菜に見えるのである。

茂三「こんな…白菜みてぇな男にこのオラが負けるでねんて……東京で黙ってればおなごにキャーキャー言われるこのオラが…モデルにならねぇかっで声かけられるくれぇ良い男のこのオラがフラれるなんてー!!」

こうして茂三はちょいちょい自慢のような発言しながら泣いて去って行った。

「ふぅ…やっと嵐が去っただな。」
小石川「せやな。つーか俺、白菜やないんやけど…。」
「ん?けんずろうさんは白菜言われるの嫌だか?」
小石川「別に…嫌って程ではないけどな?(嬉しくはないけど…)…なぁ?ちょっと聞いても良ぇか?」
「なんだべや??」
小石川「涼子は…俺が白菜に似てなかったら好きやないか?違う髪型にしたら好きやなくなるか?」
「何言ってるだか?オラはどんなけんずろうさんでも好きだで!坊主でも白石ぐんみてぇな流れ毛でも!けんずろうさんが好きだで!」
小石川「涼子…」

小石川は涼子の手を握った。

小石川「俺も…涼子が好きや!」
「けんずろうさん……よし!じゃっ、気分が盛り上がっだどごろで子っこさ作る練習するだよ!」
小石川「へ!?そんな…俺ら中学生やし…しかも朝に…」
「ほら!けんずろうさん!行くだよ!」
小石川「えっ!?ちょっ…涼子!?」

こうして小石川は涼子に強引に手を引かれどこかへ連れて行かれた。この2人がどうなったかは…またの機会に書こうと思う。


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